名古屋市障害者虐待相談センター
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虐待はなぜ起きるのでしょうか?

虐待は家庭、施設、職場などさまざまな場所、そして人間関係の中で起こります。

虐待をしている人も、誰にも相談できず、気が付いたら虐待していた、という場合もあります。

障害者虐待の背景

障害者に対する虐待は、障害者福祉施設の職員や勤め先の経営者などから暴行を受けたり、賃金が払われなかったりするなど、様々な事件がニュースなどでも取り上げられています。また、障害者が暮らす家庭でも、家族・親族・同居人などの養護者による虐待が行われている場合もあります。

家庭の中で発生する障害者虐待の場合は、家族が障害の特性についての知識が不足していて適切な対応ができなかったり、制度が不十分な部分を補うために、家族が人一倍の努力をしており、介護疲れからストレスを抱えていたりするなど、養護者にかかる重い負担が虐待の要因となっていることがあります。

また、障害者福祉施設において虐待が発生する背景には、障害の特性に対する知識や理解の不足、障害者の人権に対する意識の欠如、障害者福祉施設の閉鎖性などがあるといわれています。

障害者虐待(施設における虐待)の特徴<知的障害者施設の場合>

虐待が表に出ない主な理由

  • 虐待事件の本質が利用者本人にも理解されていない。
  • 対応が困難な行動を抑えるのだから強い指導も必要だと、虐待の原因を問題行動に帰している。
  • 加害者が本来保護すべき立場にある職員であること。
  • 公的機関(行政側)が、事件を正面から受止めきれない。行政が虐待を隠蔽する役割を担うこともある。
  • 親が虐待する側を守る行動をとる。背景にわが子を預ける場のない、行き場のない状況がある。

虐待がおきる理由

  • 体罰の容認
  • 体罰という認識がない(指導、しつけと考えている)。
  • 体罰はいけないと思いつつ行ってしまう。職員の個人的性格、ストレス等にも関係している。
  • 職員側に利用者への支援のスキルがない場合が多い。

体罰を繰り返す理由

  • 体罰が発覚しない。
  • 利用者が言わない、言えない。
  • 利用者が言っているのに声が届かない→利用者の声を聞くシステムがない。
  • 職員が体罰を内緒にしている。仲間としてかばう傾向がある。
  • 体罰を上司に通告しても改善されない→通告が生かされないシステム。

[出典]
『障害者虐待防止の手引き(チェックリスト)』H24.10月(福)全国社会福祉協議会

地域でのあたたかい見守りや、声かけのネットワークを!

虐待かどうかの判断は必要ありません。

相談することで、解決の糸口が見つかることもあります。

障害者の虐待は、虐待をしている本人に自覚がない場合や、虐待されていても障害者自身がSOSを出せないことがよくあります。

まわりのひとが虐待のサインを見逃さず、通報相談することが虐待の予防や帽子につながります。

相談をした人の情報は守られますので、安心してご相談ください。

地域のみなさまのひと声で、虐待を防ぐことができます。
誰にでも起こり得る虐待を防ぎ、誰もが安心して暮らせるまちをつくりましょう。